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2023.11.01

【管理栄養士監修】
食欲の秋!
旬の食材で骨を強くするレシピ

酷暑の長い夏が終わり、すっかり秋を感じるようになりました。
散歩や運動を始めたり、ご飯がおいしく感じられる時期で、健康を意識することも増えますね。

足腰を健康に保つことを考えて散歩などを始められた方は、カルシウムが多く含まれる乳製品、小魚をしっかり摂る事にも意識を向けられているのではないでしょうか?

カルシウムは骨の健康にとても大切ですが、実はしっかりカルシウムを摂るだけでは体内で十分に吸収されません。一緒にビタミンDを摂ることでカルシウムの吸収が促進されます。
カルシウムがしっかり摂れていてもビタミンDが不足すると健康な骨が作れず、骨を硬くすることが妨げられて骨の形が変わったり痛みが出る“骨軟化症”や加齢・運動不足などの生活習慣が要因で骨の強度が低下してもろくなる“骨粗しょう症”になりやすくなってしまいます。

そこで、今回は秋が旬の食材を使ったビタミンDたっぷりレシピを紹介します。

たっぷりきのこと鮭の
炊き込みご飯

たっぷりきのこと鮭の炊き込みご飯(1人分) 
カロリー   376kcal
塩分     0.7g
ビタミンD   9.2㎍
カルシウム  15㎎

材料(4人分)
米  2合
生鮭 2切れ(200g)
舞茸 1パック(130g)
しいたけ 4個(60g)
しょうが ひとかけ

☆しょうゆ 小さじ2
☆みりん 小さじ2
☆酒 小さじ2
☆だしの素 小さじ1

ごま  適量
ねぎ  適量
バター 適量

作り方

*下準備*
生鮭は酒をふりかけ5分ほど置いた後、キッチンペーパーなどで水分をしっかり取っておく。
しょうがは、みじん切りにしておく。
しいたけは、食べやすい大きさに切る。
ねぎは、小口切りに切っておく。

  1. 洗って水に浸漬したお米に☆の調味料を入れ、水を2合分に合わせる。
  2. ①に鮭、舞茸、しいたけ、しょうがを入れ炊飯する。
  3. 炊けたら鮭を取り出し骨・皮を外して身をほぐし、ご飯と混ぜ合わせる。
  4. 盛り付けてごま、ねぎを散らして出来上がり。

*お好みで炊けたご飯に少量のバターを混ぜてもおいしく召し上がれます。
生鮭は、骨なしのものでもお刺身の切り身でも準備しやすいものでOKです。

ビタミンDの1日の目安量は成人男性女性共に8.5㎍/日となっています。
鮭(25.6㎍/1切れ80g)・サンマ(14.9㎍/1尾100g)・ぶり(6.4㎍/1切れ80g)などの青魚、干ししいたけ(0.8㎍/2個6g)、きくらげ(1.7㎍/1枚2g)などのきのこ類などに多く含まれます。
そして、食事以外には紫外線に当たることでも皮膚で合成されます。
食事と合わせて散歩などを普段の生活に積極的に取り入れられるといいですね。
参考文献

厚生労働省 eヘルスネット
骨粗鬆症の予防のための食生活

  • 日本人の食事摂取基準2020年版
  • 日本食品栄養成分表2015年版